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AR
2022/7/4

ARを数字で深掘り!
拡大する国内外のAR市場と購買意欲への影響

こんにちは!VONS picturesです。

第5回目のメルマガでは、AR<拡張現実>を数字で深掘りしてお伝えします。

現実世界に3Dコンテンツを融合させてスマホなどデバイスで楽しめるARは、日本や世界で広がってきています。

そうはいっても、「なかなか実感がわかない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回のメルマガでは、国内外のARを含めたXR市場※の変化と、ARを広告で使うと消費者にどのような影響があるか、数字を用いてご紹介します。

きっとARにさらに興味を持っていただける内容だと思うので、ぜひ最後までご覧ください。

※XR市場…VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などを含めた市場のこと。

成長傾向にあるXR国内市場

マーケティングとコンサルの株式会社富士キメラ総研の「AR/VR関連市場の将来展望2020」によると、BtoB/C向けAR/VRソリューションの国内市場は、2020年が210億円、10年後の2030年は8,380億円と40倍になると予測されています。

出典:株式会社富士キメラ総研「AR/VR関連市場の将来展望2020」

「10年で40倍!?ほんとかな?」そんな風に思われた方は、ぜひ次のグラフをご覧ください。

出典:社会実情データ図録

これは、1996年から2006年の10年間におけるインターネット広告費の推移を表しており、1996年では16億円だったのが、10年後には227倍の3,630億円まで膨れ上がりました。

1996年当時はスマホのような便利なデバイスを想像した人は少なかったでしょう。それと同様に、ARやVRを使った魅力的な広告やソリューションはこれから私たちの生活やビジネスを覆いつくしていく、と充分に考えられます。

世界で見るAR市場の拡大

次に、グローバル市場調査会社であるGrand View Research社から、ARの世界市場規模や地域別の特徴を見てみましょう。

ARの世界市場規模は、2020年に176億7,000万米ドルとなりました。2021年から2028年にかけて、年平均成長率(CAGR)43.8%で拡大すると予想されています。

2020年のAR市場の地域別特徴は、次の通りです。

●北米…約35.0%の圧倒的な収益シェア
●欧州…ゲームやエンタメでAR導入が進む
●アジア太平洋…2021-28年に最も急速に成長すると予測
●中国と日本…5Gの展開でAR技術が急速に普及すると予測
●インド…機械操作や医療行為にAR技術導入が普及すると予測
●サウジアラビア、UAE、ブラジル、メキシコ…各国政府がARの活用に力を入れており、AR導入の拠点として台頭

ARと聞くとなんとなく北米が牽引している技術のように思えますが、それだけではありません。欧州、アジア、中東、南米を含めた世界各国がARへ注力し始めています。

各国でARの普及が進む分野として、製造、医療、エンタメなどさまざまなジャンルが考えられます。

その中で広告分野に注目してみると、ARを使った広告による世界収益が2019年には約5億ドルだったのが、2020年には14.1億ドルに成長し、2024年末には80億ドルを突破する、と業界分析会社ARtillery Intelligenceのレポートで予想されています。
<参照>
Marketing Dive: 5 reasons WebAR should be part of your marketing plan


つまり、2019年から2024年の5年間で16倍もARによる広告収益がアップする可能性がある、ということです。

では具体的に、ARを使った広告がどのように消費者に影響を与え、購入につながるのでしょうか?

若い世代に人気の画像・動画の投稿アプリSnapchat(スナップチャット)が実施した調査をもとに、次に解説します。

数字で発見!ARを広告に取り入れたとき消費者に与える影響

Snapchatが市場調査コンサルティング会社に依頼し、米国、英国、フランス、サウジアラビアで、ARを使った広告と消費者の購入体験に関する調査研究を行いました。

各国の13~49歳までのスマホ所有者1,000人を対象に調査を実施したところ、半数以上が過去にARを使用したことがあり、その中の約3割が「AR広告を見たことがある」と答えました。

特に、Z世代と呼ばれる1990年後半から2000年代に生まれた若い世代の使用傾向が高く、ARへのハードルの低さが読み取れます。つまり、まずはZ世代を巻き込むようなARコンテンツ作りが大切だといえるでしょう。

また、半数以上が「AR体験を共有することが重要」と答えていることから、マーケターにとって、AR体験を家族や友人にカンタンに伝えられるような仕組みづくりが大事だと、うかがい知れます。

さらに、商品を購入前にARで体験した場合、購入意欲が高まると答えた人は平均66%に及びました。

ショッピングでのAR体験の詳細と購入への影響は、次の通りです。

●AR家具配置…73%
●商品のパーソナル化…73%
●バーチャル試着…72%
●商品のデモ使用…70%
●フィットネス/エクササイズ…69%
●ゲーム/エンタメ…67%
●特定の物理空間でのAR体験…64%
●ナビ…57%

ARを広告に使うと、商品を身につけたり家に置いてみたりとバーチャル体験ができるため、より詳しく商品について知ることができます。

この体験が購入の後押しとなり、「実際に使ってみたい」という気持ちが高まるのですね。

まとめ

今回のメルマガで紹介した市場データからわかるように、ARの波は日本はもちろん世界中にやってきています。

特に変化のスピードが速い現代では、あっという間に生活がARで溢れてしまっているかもしれません。

ここでVONS picturesからの提案です。

生活やビジネスシーンでARが当たり前のように使われ始める前に、ARを使った広告配信をいち早く始めてみませんか?

ARを利用した3Dコンテンツは目新しく、ユーザーの注意を引き印象に残りやすくなります。

「ARを作るのは費用も時間もかかる」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。実はARを使った広告は媒体費がかからず、自社メディアとしてユーザーデータの取得にも役立ちます。そのため、マーケティングオートメーションツールと親和性が高い、という特徴もあります。

VONS picturesが提供している「アプリフリーAR」なら、その名の通りアプリ開発が必要なく、コストを抑えてスマホのウェブブラウザで楽しめるARコンテンツを作成できます。

ARはこれから急速に市場が拡大していくので、今のうちに自社キャラクターを作成し、AR広告で3Dコンテンツとして登場させるのも1つの案です。

VONS picturesでは、キャラクター作りも含めて、ARコンテンツの企画から制作まで承っています。ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

もっと詳しく知りたい方へ

株式会社ヴォンズ・ピクチャーズ 
デジタルコンテンツ研究所

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